バイクのナンバープレート規制と車検基準|年式・登録日で何が違う?
バイク乗りなら一度は気になる「ナンバープレートの規制」。
特にフェンダーレスキットを入れている方やカスタム派は、車検に通るのか?違反にならないか? と不安になるポイントの一つ。
そんなわけでまたはっきりわかっていない部分があった為調べてみました。
ナンバープレートの国内規制と車検基準を年式・登録日ごとに整理してみます。
これを読めば「うちのバイクは旧基準?新基準?」がはっきり分かりますよ!
そもそもナンバープレートの基本ルール
まず大前提として、「見やすい位置に、確実に取り付ける」のが基本。
国交省は2016年(平成28年)にルールを明確化していて、以下は禁止事項となっています。
- ナンバーの折り曲げ
- 斜めに回転させる
- スモークカバーやシール貼りつけ
- 泥や荷物で番号が隠れる状態
これらは年式を問わず一律NG。違反すると2点+最大50万円の罰金の可能性があります。
年式?登録日?どこで分かれるの?
実は規制の分岐は「製造年式」ではなく、初めて登録された日(初度登録年月)です。
- 2021年9月30日以前に登録された車両 → 旧基準
- 2021年10月1日以降に登録された車両 → 新基準
つまり、2021年製でも登録が10月以降なら新基準、逆に2022年製でも登録が9月以前なら旧基準ということもありえます。
ここを勘違いすると「車検で落ちた…」なんてことになりかねません。
旧基準(〜2021年9月30日登録まで)
旧基準では、角度や寸法の数値規定はなく、“見やすい位置”かどうかで判断されます。
純正フェンダーに付いている状態ならまず問題なし。フェンダーレスでも明らかに上を向けすぎたり、隠れる位置でなければ車検に通るケースが多いです。
ただし、前述の折り曲げ・カバー・回転表示は禁止です。
新基準(2021年10月1日以降登録)
ここからが本題。新基準ではナンバープレートの取付角度やボルトキャップのサイズまで細かくルール化されました。
- 角度(バイク後面)
- 上向き:40°まで
- 下向き:15°まで
- 左右:0°(振りは不可)
- 水平での装着が必須
- ボルトカバーのサイズ
- 直径:28mm以下
- 厚さ:9mm以下
- 番号にかかってはいけない
- フレーム(縁取り)
- 二輪は基本NG(四輪は寸法条件付きで可)
つまり、新基準のバイクにフェンダーレスを入れる場合は、車検を考慮する場合、この角度・寸法の中に収めることが必須です。
車検で落ちる典型例
- ナンバーが上に跳ね上がって40°以上になっている
- 左右に傾けて装着している
- ボルトキャップが大きすぎて数字が隠れている
- スモークカバーで番号が見づらい
「ちょっとくらいなら大丈夫でしょ…」は通用しません。検査官は怪しいと思ったら傾斜計や定規で測定してきます。
まとめ
モトパーツで取り扱いを行っている商品の多くは海外製品の為、基本的には国内の車検は製造時に考慮されていないものが多いものとなります。
基本的には問題のない商品も多いですが角度等の公表を行っていないメーカーがほとんどの為、車検を考慮する場合においては、装着時に若干角度を調整する必要があるものも出てきます。
車種や年式によって調整の有無には差があるものとなりますが最初のひと手間で解決する場合がほとんどだと思われます。
それでは楽しいカスタムライフを。
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料理と音楽でほぼすべての休日をうめる40代。
あれ、、、、バイクは、、、、?
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