台風が来る前に。バイクを守るために今日できること

こんにちは。
今週のスタッフブログ担当です。

9月に入り、今年も台風が気になる季節になりました。

2026年9月20日現在、大型で強い台風25号が接近しており、 関東では明日21日にかけて雨や風がさらに強まる予想となっています。

バイクを屋外で保管している方にとって、 台風が近づくたびに気になるのが「バイク、大丈夫かな?」ということではないでしょうか。

雨に濡れることも心配ですが、台風のときに特に注意したいのは強風による転倒です。

そこで今回は、台風が来る前に確認しておきたいバイクの対策についてまとめてみます。

雨や風が強くなってからでは危険です。
できることがあれば、まだ安全に作業できるうちに済ませておきましょう。


■ まずは、できるだけ風の当たらない場所へ

囲われた場所に駐車されたバイク
囲われた駐輪スペースのイメージ
Photo: Dulliman / Wikimedia Commons / Creative Commons License

ガレージや屋内駐輪場へ移動できるのであれば、それが一番安心です。

屋内へ移動できない場合でも、建物の陰など、 できるだけ直接風を受けにくい場所を選ぶだけで状況は変わります。

ただし、屋根があるからといって必ず安全とは限りません。

植木鉢、工具、物干し竿、看板など、風で飛んできそうな物が近くにないかも確認しておきたいところです。

「バイクそのものを固定する」だけでなく、 バイクの周囲に飛びそうな物を置かないことも立派な台風対策です。


■ バイクカバーは、強風時には注意

バイクカバーを掛けたオートバイ
バイクカバーのイメージ
Photo: Cjp24 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

普段なら、雨やホコリから車体を守ってくれるバイクカバー。

ところが、台風のような強風時には注意が必要です。

カバーが大きく膨らむと、ヨットの帆のように風を受け、 車体を押す力が強くなることがあります。

特にカバーがバタバタと大きく動くような環境では、 雨を防ぐことより、転倒を防ぐことを優先して、 一時的にカバーを外すことも選択肢になります。

カバーを使用する場合は、裾やベルトが確実に固定されているかを確認し、 風が入り込んで大きく膨らまない状態にしておきましょう。

「雨だから、とりあえずカバーを掛けておけば安心」とは限らない。
台風のときは、いつもとは少し考え方を変える必要があります。

■ 強風時はサイドスタンドを基本に

バイクのサイドスタンド
バイクのサイドスタンド
Photo: pragaduo / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

センタースタンドが付いているバイクでも、 強風時にはサイドスタンドで停める方法がよく推奨されています。

サイドスタンドなら、前輪・後輪・スタンドの3点で地面に接するため、 車体を少し傾けた状態で支えることができます。

ハンドルは左に切り、ハンドルロックが使える車両ならロックしておきます。

もちろん、傾斜地や柔らかい地面では安定しません。

土や砂利の場所では、大雨で地面が柔らかくなり、 サイドスタンドが沈み込むこともあります。

可能であれば、硬く平らな場所へ移動しておきたいところです。

■ MT車なら1速に入れておく

サイドスタンドで駐車しているバイク
駐車中のバイク
Photo: Alpacaaviator / Wikimedia Commons / Creative Commons License

MT車の場合、ニュートラルのままではなく1速に入れておく方法があります。

後輪が簡単に転がりにくくなるため、 風で車体が前後に動き、サイドスタンドが外れてしまうリスクを抑えることにつながります。

AT車でパーキングブレーキが装備されている場合は、忘れずに使用しておきましょう。

車種によって装備や操作方法は異なりますので、 最終的には愛車の取扱説明書に従ってください。


■ 固定できる環境なら、さらに一工夫

タイダウンストラップで固定されたバイク
タイダウンストラップで固定されたバイクのイメージ
Photo: Cjp24 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

しっかりした柱など、固定に使える安全な場所があり、 施設のルール上も問題なければ、タイダウンベルトなどで補助的に車体を支える方法もあります。

ただし、細いフェンスや壊れやすい設備への固定は避け、 バイク側についてもミラーなど強度のない部分へベルトを掛けるのは避けましょう。

強く締めれば締めるほど良いわけでもありません。

目的は車体を無理に押さえつけることではなく、 強い風で大きく動いたり、転倒したりするのを補助的に防ぐことです。


■ マフラーや電装部分への雨水も確認

強い雨の中を走るバイク
強い雨のイメージ
Photo: Lagmagadhaguthi / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

台風では、通常の雨とは違って横方向から雨が吹き込むことがあります。

特に年式の古い車両や、電装系が露出しているカスタム車両では、 普段なら濡れにくい部分まで雨水が入り込むことがあります。

だからといって、排気口などを完全に塞いだまま忘れてしまうのも危険です。

一時的な養生を行った場合は、台風通過後に必ず取り外したことを確認してからエンジンを始動しましょう。


■ 台風が過ぎても、すぐに走り出さない

雨のあとに駐車されているバイク
雨上がりの駐輪場のイメージ
Photo: Violetbonmua / Wikimedia Commons / Creative Commons License

無事に台風が通り過ぎたら、それで終わりではありません。

まずは車体の周囲を確認します。

飛来物が当たった跡はないか。
ミラーやレバー、ウインカーに破損はないか。
車体が動いていないか。
タイヤの周囲にガラス片や枝などが落ちていないか。

沿岸部では、風で運ばれた塩分が車体に付着する可能性もあります。

天候が落ち着いたら、必要に応じて洗車をし、 ブレーキや灯火類なども確認してから走り出しましょう。


一番大切なのは、「風が強くなる前」に。

台風対策で一番大切なのは、 雨風が強くなってから外へ作業に出ないことです。

バイクが心配でも、暴風雨の中でカバーを掛け直したり、 車体を移動させたりするのは危険です。

移動する。
周囲を片付ける。
停め方を確認する。
必要なら固定する。

できることは、まだ天候が大きく崩れる前に。

愛車も大切ですが、まずは自分自身の安全を優先して、 今回の台風に備えましょう。

台風の進路や雨・風の予想は変わることがありますので、 最新の気象情報もこまめに確認してください。

それでは、また次回のブログで。

投稿者プロフィール

TAKUYA
TAKUYA
趣味:バイク、車、子供と遊ぶ、海を眺めて黄昏る
バイク暦:ヤマハ マジェスティ→ハーレー FXDB ストリートボブ→FLSTF ファットボーイ→ホンダ VTR250→ハーレー FXDL ローライダー 105周年記念→スズキ GSX250R